液中ナノ粒子の分散・凝集特性とその評価
技術者・研究者向け書籍紹介
セミナー収録DVD+テキスト
発刊日:平成21年6月30日(水)
体 裁:A4判フルカラーテキスト(スライド228枚:スライド毎に説明文付き)
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DVD(講演時間 約150分)
価 格:63,000円(送料・税込)
【講座の趣旨】
最近、ナノ粒子が開発段階から実用化・事業化の段階に入り、それに伴って実用系での分散特性を評価したいと言う要望が多くなってきました。そこで本講では、ナノサイズ粒子の濃度が高くなった場合のナノ粒子の最新分散特性評価技術、とくに「超音波スペクトロスコピー(Acoustic Spectroscopy)」と「多検体遠心分析法(Multisample Analytical Centrifugation)」について原理から応用までを解説いたします。とくに実用系での ナノ粒子の分散性(湿式粉砕の程度)や分散安定性に関心をお持ちの方にお勧めします。
【プログラム】
1.分散安定性の捉え方
〜凝集に対する安定性と沈降に対する安定性の違い〜
1.1 解砕過程と分散安定化
〜DLVO理論はどこに適用すればよいのか?〜
1.2 解砕過程の評価方法
〜細粒化過程と1次粒子の評価方法〜
(最近のトレンドと最新評価法の紹介)
1.3 分散安定性の評価項目と評価方法
〜分散安定性の定義とは?;一般論と実際〜
1.4 粒子濃度が高い系でのナノ粒子の分散・凝集特性
〜粒子濃度によって界面状態は違うの?〜
2.実用濃厚系に役立つ分散安定性の評価方法
〜粒子・樹脂・溶媒系での評価・解析を目指して〜
2.1 一般的な分散・凝集状態評価法と現状
〜複雑化する系とそれへの対処法〜
樹脂を含む系でも粒度分布は測定できるの?
2.2 濃厚分散系の分散性評価
〜視覚化と解析〜
分散性の見える化とは?
2.3 多検体遠心沈降分析法を用いた分散・凝集特性評価:その1
〜原理・装置の紹介〜
実際の製品の分散安定性はどのようにして評価すれば良いのか?
2.4 多検体遠心沈降分析法を用いた分散・凝集特性評価:その2
〜具体的な測定例の紹介〜
2.5 超音波を用いた分散・凝集特性評価:その1
〜原理・装置の紹介〜
粒子濃度を薄めずに粒度分布は測れるのですか?
2.6 超音波を用いた分散・凝集特性評価:その2
〜具体的な測定例の紹介〜