車載カメラ/セキュリティカメラ・システム

技術者・研究者向けの書籍紹介


車載カメラ/セキュリティカメラ・システム

発刊日 2007年5月28日
体 裁 B5判、199頁


第1章 序章
 1.イメージセンサの基礎
  1.1 CCDとCMOSイメージセンサ
  1.2 CISの基本構造
 2.車載・セキュリティ用高機能イメージセンサの開発動向
  2.1 ターゲットトラッキング
  2.2 広ダイナミックレンジ化
  2.3 3次元レンジファインダ
 3.今後の課題と展望

第2章 カメラの基本構成と技術動向
 1.カメラシステムの基本構成
  1.1 カメラの基本
  1.2 カメラ技術の推移
  1.3 カメラの構成
 2.カラー撮像方式
  2.1 3板式
  2.2 Bayer配列
  2.3 色差順次配列
 3.高画質化技術
  3.1 解像度・S/N
  3.2 ダイナミックレンジ拡大
  3.3 色再現
  3.4 高画質化処理
 4.高機能化技術
  4.1 小型化
  4.2 光量調節・フォーカス調整・ホワイトバランス
  4.3 カメラモジュール

第3章 車載カメラ応用システムとその実用性
 1.車載におけるカメラ利用の背景
 2.車載に求められるカメラ構成
  2.1 レンズ部
  2.2 撮像素子
  2.3 露光制御
  2.4 映像出力
  2.5 筐体
 3.車載信頼性
  3.1 温度などの対環境性
  3.2 電気的特性
 4.今後の方向性
  4.1 カメラの用途
  4.2 カメラの機能・性能

第4章 レーザレーダと単眼画像処理による車両認識手法
 1.PCSシステム概要
  1.1 システム動作概要
  1.2 システムの構成
 2.車両認識センサの構成
  2.1 レーザレーダ
  2.2 単眼画像センサ
 3.センサフュージョン
  3.1 アルゴリズムへの要求項目
  3.2 各要求項目に対するアルゴリズム選定
  3.3 センサフュージョン
  3.4 フュージョンの効果

第5章 車載カメラによるRegistration問題の解決
 1.新しいナビシステム(VICNAS)
 2.PPMアルゴリズム
  2.1 道路位置の断定
  2.2 車両、カメラおよび画像座標系の位置関係
  2.3 多車線道路形状モデル
  2.4 道路形状ルックアップテーブル
  2.5 ビジョンとジャイロデータの統合
 3.実験結果および検討

第6章 CMOSセンサによる距離検出・情報検出
 1.距離計測原理
 2.ID認識原理
 3.画素並列型センサ
  3.1 画素構造
  3.2 ピーク検出動作
  3.3 画像出力動作
 4.列並列型センサ
  4.1 センサアーキテクチャ
  4.2 センサ動作
 5.撮像結果

第7章 レーンキープサポートシステム
 1.システム概要
 2.道路モデル
  2.1 座標系の定義
  2.2 3次元道路モデル
  2.3 2次元平面モデル
 3.レーンマーカー検出
  3.1 前処理
  3.2 直線検出ロジック
  3.3 レーンマーカー候補点検出
 4.道路形状と車両挙動の推定
  4.1 状態方程式と出力方程式
  4.2 拡張カルマンフィルタ
 5.処理結果

第8章 映像のダイナミックレンジ圧縮認識支援
 1.監視カメラのダイナミックレンジ
  1.1 Day/Night 切替(露出変更)
  1.2 二重映像からの合成によるダイナミックレンジ圧縮
 2.現状の車載カメラの問題点
 3.車載カメラの設定調整
 4.車載カメラに必要な新しい技術?ダイナミックレンジ圧縮(DRC)技術

第9章 ネットワークカメラ
 1.ネットワークカメラとは
  1.1 ネットワークカメラとはこんなもの
  1.2 ネットワークカメラが生きるケース
  1.3 代表的なシステム構成
 2.ネットワークカメラに用いられる技術
  2.1 基本構成
  2.2 基本技術
  2.3 主な製品ジャンル
 3.最新技術
  3.1 カメラ技術
  3.2 カメラ内画像処理技術
  3.3 分散画像処理技術
  3.4 画像圧縮技術
  3.5 ネットワーク技術

第10章 PCを使ったセキュリティカメラシステム
 1.自警ネットワークという考え方:利他主義とITによる地域社会の安全化の可能性
 2.自警ネットワークを実現するためのシステム構成
  2.1 要求される仕様
  2.2 無料配布ソフトウェア「代理EYE Standard」
 3.e自警ネットワークの導入事例
  3.1 町内会での導入事例
  3.2 住宅団地への開発段階からの導入例
  3.3 学校への導入事例
 4.考察
  4.1 今後の展望
  4.2 プライバシーの侵害に関する考察

第11章 セキュリティ情報の応用技術
 1.カメラで捉えた映像に関する社会的コンセンサス
 2.監視カメラ
 3.社会倫理論
  3.1 社会倫理
  3.2 技術革新と社会倫理
  3.3 情報倫理
  3.4 PIA導入の動き
 4.画像処理技術とバイオメトリクス技術
  4.1 画像処理技術の変遷
  4.2 画像技術の応用分野
  4.3 画像処理システムの設計要件
 5.バイオメトリクス技術で使われる画像処理技術
  5.1 知っておきたい用語
  5.2 画像補正/画質改善・強調
  5.3 ノイズ除去
  5.4 情報の抽出手法
  5.5 照合/判別
 6.指静脈認証技術の紹介
  6.1 指静脈認証技術の原理
  6.2 指静脈認証技術の最大の特徴
  6.3 指静脈認証技術を応用した製品

第12章 組込み顔認識技術とそのセキュリティ応用の可能性
 1.ユビキタスネットワーク社会に求められる顔認識技術
 2.組込み顔検出センサの技術
  2.1 Real Adaboost学習
  2.2 入れ子型カスケード判別器
 3.組込み顔認証センサの技術
  3.1 顔認証技術の特徴
  3.2 顔認証における特徴量抽出の分類
  3.3 局所的な特徴を用いる顔認証のアルゴリズム事例
  3.4 組込み顔認証の性能
 4.組込み顔状態センサの技術
  4.1 顔向き・視線検出技術
  4.2 目・口開閉検出技術
 5.組込み顔認識技術の応用
  5.1 セキュリティ市場における応用例
  5.2 デジタル画像機器市場における応用事例
  5.3 エンターテイメント市場における応用事例
  5.4 車載機器市場における応用例
 6.組込み顔認識技術の今後の展開