太陽光発電システム構成材料最前線2009-2

技術者研究者向けの書籍紹介

太陽光発電システム構成材料最前線2009-2

監 修 : 杉本 榮一 (株)デンギケン 代表取締役社長 電気・電子材料研究会 会長


発刊日:2009年7月1日

体 裁:A4判・120頁

価 格:15,750円 (本体15,000円+税)


刊行のねらい

 最近の世界的金融不況化においても、環境調和型クリーンエネルギーとして、太陽光発電システム(Photo Voltaic System),燃料電池(水素発電システム),風力発電,バイオマスエネルギーの研究・開発が推進されています。中でも、太陽光発電は実用化されてから30年以上の実績をベースとして、その産業規模は年率30%以上の高い伸び率を示しています。
 PV産業は、今後、さらなる発電効率のアップとモジュール構成部材の品質向上,VA,VE,によるコストパフォーマンス対策が重要課題と考えられます。
 構成部材に関して、開発状況,評価技術などを、当研究会では定期的に技術レポートとしてまとめて発刊して参りました。
 今回、「太陽光発電システム構成材料最前線2009‐2」として、その後の最新開発状況,試験,評価結果,規格の動向,課題等について集大成しました。
 本書が、現在PV分野での活躍中の技術者や、今後自社独自のハード、およびソフト技術を生かして本分野へ新規参入を計画中の方々に、多少なりとも参考になれば幸甚です。


太陽光発電システム構成材料最前線2009‐2

第1章 太陽光発電システムの概要
1.太陽光発電の原理
2.太陽光発電(PV)システムと構成材料


第2章 太陽電池用セル材料
1.概要
2.シリコン
3.化合物系
4.有機
5.各種太陽光発電セルの出力特性


第3章 太陽光発電システムパネル構成材料
1.電気機器絶縁システムからみたパネル材の機能
2.鉛フリーはんだ
3.封止樹脂
4.太陽光発電システム・シリコンモジュール用保護フィルム(バックシート)
5.太陽光発電パネル構成材料BSの動向(発電量とBS使用量)
6.Photo International Aug.2007


第4章 太陽光発電システムの回路電圧と電気絶縁設計
1.太陽光発電セルの発生電圧および電流
2.太陽光発電システムの設置状況と回路電圧
3.太陽光発電システムモジュールの電気絶縁設計
4.発電モジュールの電気絶縁設計
5.まとめ
6.参考文献


第5章 規格と評価・試験方法
1.太陽光発電(PV)モジュールと絶縁システム構成材料
2.太陽電池に対する規格と認証
3.太陽電池モジュールに使用する高分子材料への要求(IEC61730-1)
4.太陽電池パネル構成材料の試験・評価法


第6章 太陽電池発電システム構成材料の特許
1.バックシートの信頼性評価法
2.太陽電池の保護材に関する特許 公開日:2008年1月1日-2009年5月20日
3.太陽電池の封止材に関する特許 公開日:2008年1月1日-2009年5月20日


第7章 まとめ(課題と展望)