画像認識・理解システム構築のための画像処理の基礎

技術者・研究者向けの書籍紹介

画像認識・理解システム構築のための画像処理の基礎


発刊日 2007年8月31日
体 裁 B5判、147頁


【書籍の内容】

第1章 画像とは何か
 1.画像の生成機構
 2.画像の獲得
 3.画像の種類
 4.画像の役割
 5.画像の処理
 6.画像の表示
 7.画像の保存
 8.特殊な画像

第2章 ディジタル画像の生成と性質
 1.映像信号
 2.映像信号の性質
 3.ディジタル化
  3.1 標本化
  3.2 点拡がり関数(PSF:Point Spread Function)
  3.3 量子化
 4.カラーテレビジョンの方式
 5.カラー画像
  5.1 表色系
  5.2 カラー画像の調整

第3章 注目画素の画像値の変換
 1.注目画素に基づく変換
  1.1 画像のヒストグラム
  1.2 レベル補正
  1.3 コントラスト補正
 2.周辺画素に基づく変換
  2.1 平滑化
  2.2 鮮鋭化
  2.3 ぼかし
 3.画像の全体を用いた変換
 4.変換パラメータの決定
  4.1 濃度拡張
  4.2 ヒストグラム平坦化

第4章 注目画素の位置の移動
 1.画素値の移動
  1.1 座標系
  1.2 平行移動
  1.3 反転
  1.4 回転
 2.内挿
  2.1 最近隣内挿法(ニアレストネイバー)
  2.2 共1次内挿法(バイリニア補間法)
  2.3 3次畳み込み内挿法(バイキュービック補間法)
 3.内挿の必要な変換
  3.1 拡大・縮小
  3.2 回転
  3.3 アフィン変換
  3.4 射影変換
 4.変換パラメータの決定
  4.1 ひずみ補正
  4.2 モザイキング

第5章 注目画素の特徴を表す画像の生成
 1.微分操作
  1.1 エッジ抽出
  1.2 ラプラシアン
  1.3 直線抽出
  1.4 円の抽出-ハフ変換
  1.5 コーナー抽出
 2.フィルタリング
 3.2値化
  3.1 2値化閾値の決定
  3.2 単色画像の2値化
  3.3 時間差分画像の2値化
 4.2値化手法
  4.1 Pタイル法
  4.2 モード法
  4.3 判別分析法

第6章 画像間演算
 1.ブレンド
 2.差分
 3.マスク演算
  3.1 背景画像の更新
  3.2 クロマキ処理
 4.その他の演算
  4.1 可視透かし
  4.2 エンボス処理

第7章 領域抽出
 1.2値化に基づく領域抽出
  1.1 2値化と2値画像処理
  1.2 2値画像の整形
 2.ラベリング
  2.1 ラベル画像
  2.2 ラベルリングの効果
  2.3 ラベルリングのアルゴリズム
 3.輪郭線抽出
  3.1 輪郭線
  3.2 注目画素近傍の探索
  3.3 輪郭線抽出のアルゴリズム
  3.4 輪郭線の記述
 4.距離変換
  4.1 距離変換画像の定義
  4.2 距離変換画像の生成
  4.3 細線化
 5.塗りつぶし
  5.1 チェーン符号を入力とする輪郭点の特長算出
  5.2 始点から終点までの塗りつぶし
 6.多値画像からの特徴抽出
  6.1 領域における明度値の関数近似
  6.2 領域拡張アルゴリズム

第8章 領域の分類
 1.パターン認識のプロセス
  1.1 対象物体の抽出
  1.2 パターンの比較
  1.3 特徴ベクトルの比較
 2.領域の特徴
  2.1 2値線図形の特徴
  2.2 2値面図形の特徴
 3.判定アルゴリズム
  3.1 ユークリッド距離
  3.2 マハラノビスの距離
  3.3 判別分析
  3.4 クラスタリング
  3.5 ニューラルネットワークによる判別