nビタビ復号を用いたブロック符号化変調技術

技術者・研究者向けの書籍紹介

ビタビ復号を用いたブロック符号化変調技術


発刊日:2008年4月
体 裁:B5判、180頁


第1章 通信路符号化の基礎
 1 ディジタル通信系のモデル
  1.1 送信部
  1.2 通信路
  1.3 受信部
 2 誤り訂正符号の簡単な概念
  2.1 ハミング距離
  2.2 パリティ検査符号と線形符号
  2.3 ガロア
 3 ブロック符号
  3.1 ハミング符号
  3.2 BCH符号
 4 畳み込み符号
  4.1 木線図
  4.2 トレリス線図
  4.3 状態遷移図


第2章 符号化変調の基礎
 1 符号化変調方式の評価
  1.1 電力利用効率と符号化利得
  1.2 周波数利用効率
  1.3 符号と復号の複雑度
 2 最尤復号とビタビ復号
  2.1 最尤復号
  2.2 ビタビ復号
 3 トレリス符号化変調
  3.1 概念
  3.2 セット分割法
  3.3 ウンガーベック符号
 4 ブロック符号化変調
  4.1 概念
  4.2 今井・平川符号とマルチステージ復号法
  4.3 マルチステージ最尤推定


第3章 トレリス構造を持つブロック符号
 1 積符号
  1.1 基礎概念
  1.2 符号の構成法
  1.3 トレリス線図の設計
 2 線形ブロック符号
  2.1 一般線形符号
  2.2 巡回符号
 3 リード・ソロモン符号
  3.1 基礎概念
  3.2 トレリス線図の構成法
 4 他の符号


第4章 ビタビ復号を用いたブロック符号化変調
 1 積符号を用いたブロック符号化変調
  1.1 符号構成法
  1.2 トレリス線図
 2 信号点集合の拡張に基づくブロック符号化変調
  2.1 一般概念
  2.2 構成例
 3 多次元ブロック符号化変調
  3.1 多次元格子
  3.2 MPSKを用いた符号    
  3.3 符号構成例
 4 ビタビ復号を用いたブロック符号化変調の特徴
  4.1 トレリス符号化変調との比較
  4.2 ビタビ復号の効果


第5章 多重ブロック符号化変調とそのビタビ復号
 1 多重符号化変調の概念
  1.1 多重符号化変調の特徴
  1.2 多重トレリス符号化変調
 2 多重ブロック符号化変調の構成法
  2.1 符号化器
  2.2 ブランチ変数の導出法
 3 2Symbols/Branchブロック符号化8相PSK方式
  3.1 基本符号構成
  3.2 多段重複構成
  3.3 ビット誤り率特性
 4 多重ブロック符号化16相PSK方式
  4.1 2Symbols/Branch構成
  4.2 3Symbols/Branch構成
  4.3 多段重複構成
  4.4 ビット誤り率特性


第6章 フェージング通信路とフェージング補償技術
 1 フェージング通信路モデル
  1.1 レイリーフェージング
  1.2 ライスフェージング
 2 フェージングに起因する通信品質の劣化
  2.1 同期検波方式の誤り率の劣化
  2.2 理想同期検波方式の誤り率特性
 3 通信路フェージングの推定及び補償
  3.1 パイロットトーン技術
  3.2 パイロットシンボルに基づく推定法
  3.3 フェージング時間相関を利用した推定法
 4 フェージング推定補償を用いたM-PSKの誤り率特性
  4.1 ナイキストフィルタを送信側で用いる場合
  4.2 ナイキストフィルタを送受信でルート配分する場合


第7章 フェージング通信路におけるブロック符号化変調
 1 フェージング通信路における符号設計基準
  1.1 シンボル距離と積距離の定義
  1.2 シンボル距離と積距離の計算
 2 耐フェージング技術
  2.1 インタリーブ
  2.2 ブランチ重みづけ
 3 多次元ブロック符号化変調の符号設計
  3.1 フェージング通信路に適する符号
  3.2 トレリス線図の設計
 4 多重ブロック符号化変調の符号設計
  4.1 2Symbols/Branch 8相PSKの特性
  4.2 16相PSKを用いた符号の設計例
 5 フェージング通信路における符号長の影響


第8章 ブロック符号化変調の不均一誤り保護への応用
 1 不均一誤り保護
  1.1 不均一誤り保護の概念
  1.2 不均一誤り率特性の実現法
 2 積符号による不均一誤り率特性の実現
 3 多次元ブロック符号化変調と非セット分割による方法
  3.1 不均一誤り保護のための符号構成
  3.2 非セット分割法
 4 一般化された8相PSK多重ブロック符号化変調
  4.1 符号構成
  4.2 ブランチ変数の導出
 5 多重ブロック符号化変調と非均一信号点配置による方法